ベリーダンスを始めるとき、服で悩む必要はありません。最初に買う物は、ヒップスカーフ1枚だけ。あとは家にあるTシャツとレギンスで十分です。
私は30歳で運動経験ゼロからベリーダンスを始めて、今は50代の現役ベリーダンサー&インストラクターとして教えています。20年以上踊ってきて、「これは最初からあってよかった」と思う物と、「これは急がなくていい」と思う物が、はっきり分かれました。
この記事では、最初にそろえる物を値段の目安と一緒にお伝えします。読み終わる頃には、買い物かごに入れる物が1つに決まっているはずです。
結論:最初にそろえる物は、これだけです
- 上——手持ちのTシャツ
- 下——レギンス(ジャージやダンスパンツでもOK)
- 足元——裸足。靴も靴下も要りません
- 買う物——ヒップスカーフ1枚(ネットなら1,000〜3,000円が目安)
体験レッスンだけなら、ヒップスカーフもまだ要りません。動きやすい服装さえあれば踊れます。まずは「持っている服で行ける」と思ってもらえたら、この記事の半分は役目を終えたようなものです。
上はTシャツ、下はレギンスが動きやすい
レギンスをおすすめする理由は「見えるから」
下に何をはくかは、レギンス・ジャージ・ダンスパンツと人それぞれです。そのなかで私がおすすめするのは、レギンス。足の動きがそのまま見えるからです。
自分でも鏡で確かめられますし、教える側からも直しやすい。「膝がもう少し緩むといいですね」といった声かけは、足の形が見えて初めてできます。上達の早さは、この差から生まれます。
避けたいのは、体のラインが隠れてしまう服
ダボッとしたパンツや、大きめのトップス。動きやすそうに見えますが、体のどこがどう動いているのかが見えなくなります。せっかく通っても、直してもらえる回数が減ってしまいます。
とはいえ——「いきなり体のラインが出る服は気になる」。そう思う方もいますよね。その場合は、自分が着たい服で大丈夫です。続けるうちに、周りの生徒さんや先生の格好が自然と目に入ってきて、「あれがよさそう」と自分で選べるようになります。服のことで最初の1回をあきらめるほうが、ずっともったいない。
お腹を出すのが恥ずかしい、という不安については「50代からベリーダンスは始められる?」で詳しく書きました。結論だけ先にお伝えすると、出さなくていいんです。
ヒップスカーフの選び方
初心者こそ、コイン付きを選んでください
ヒップスカーフは、腰に巻く飾り布のこと。小さな金属のコインがたくさん付いていて、動くとシャラシャラ鳴るタイプがあります。最初の1枚は、このコイン付きをおすすめします。
理由は、音が先生の代わりをしてくれるから。腰を動かしたときにきちんと鳴れば、動けている証拠です。反対に、動かしてはいけないところで鳴ってしまったら、動いてしまっている証拠。鏡を見なくても、自分の体が今どうなっているかが耳でわかります。
値段の目安は1,000〜3,000円
ネット通販なら1,000〜3,000円くらいが目安です。最初の1枚は、買いやすいネットでいいと思います。
身につけてから決めたいなら、店舗へ。店舗のほうが少し高めの物が多い印象ですが、生地やコインの付き方を自分の目で確かめて買えます。
サイズはフリーサイズが多いです
ヒップスカーフはS〜Lに対応したフリーサイズが多いです。ただ、細身の方とぽっちゃりの方では巻いたときの印象が変わります。サイズが気になるなら店舗で試すのがいちばん確実。ネットで買うなら、注文する前にサイズの表記を確認してくださいね。
20年以上使ってわかった、選ぶときのコツ
正直にお伝えします。私は重いコインの豪華なスカーフも、軽いものも持っています。そして慣れてきた今、よく使うのは軽いほうです。
理由は拍子抜けするほど単純で、持ち運びが楽だから。毎週レッスンバッグに入れる物なので、重さはじわじわ効いてきます。もちろん「豪華なほうが気分が上がる」なら重い物でかまいません。ここは完全に好みです。
もうひとつ。ヒップスカーフはトルコ製・エジプト製・中国製が多く、日本の製品に比べると縫製が甘い物もあります。コインが取れやすい物に当たってしまうこともあります。ただ、これは使ってみないとわからない部分。あまり気にしすぎないでください。そういうこともある、くらいの気持ちで選ぶほうが、楽しく買えます。
続けていくと、少しずつ増えていきます
ベール(薄い大きな布)、ジル(指につける小さなシンバル)、アサヤ(杖)。ベリーダンスにはいろいろな小物があります。
ただ、レッスンで使うかどうかは先生によって違います。先に買っても出番がないことがあるので、先生の指導に従って、必要になってからで十分です。
発表会やハフラ(生徒同士の小さな発表会)の衣装も同じ。出演が決まってから購入してください。教室によって、みんなで衣装をそろえる場合と、自由に選んでいい場合があります。ここは自己判断せず、必ず先生に確認を。先に買って「そろえる衣装だった」となると、いちばんもったいない買い物になります。
まずは1枚、巻いてみてください
家にあるTシャツとレギンス。そこにヒップスカーフを1枚。それだけで、今週から始められます。
教室がまだ決まっていないなら、「ベリーダンス教室の選び方|大人の初心者が失敗しない5つの視点」もどうぞ。体験レッスンで聞いていいこと・聞きにくいことをまとめてあります。
高い物をそろえる必要はありません。選ぶ基準は「巻いたときに、鏡の前で気分が上がるかどうか」。まずはその1枚から始めてください。


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